教主様とまゆみ奥様、真明様は10月8日、大阪で執り行われた秋季大祭に続いて滋賀県へご出向され、大津市内で近江教会信徒との夕食懇親会にご出席。信徒からの質問や日頃の活動報告に熱心に耳を傾けられ、一人ひとりに対して細やかにご教導くださいました。
翌9日の午前中、教主様ご一行は、びわ湖に面する大津館のイングリッシュガーデンで束の間の休息をとられた後、同所で「近江教会信徒の集い」にご出席されました。教主様ご先達のもと天津祝詞を全員で奏上。教主様がご浄霊を取り次がれた後、「はじめのお言葉」を述べられました。
大野地区本部長がお礼の挨拶を述べた後、白澤代表が挨拶に立ち、前日の秋季大祭の模様を紹介。真明様がドイツにご出向され、キリスト教世界に力強いメッセージを発信されたことにふれ、「明主様の御教えが真理であり普遍的であり、世界人類が共有すべき大切な教えであることを実感しております。世界メシヤ教を創立された明主様のご悲願が今現実のものとなって、大きなうねりとなって動き出しているのです」「これからも皆様と共に教主様のお言葉を学び実践してまいりたいと思います」と述べました。
次に、司会が浄霊センターごとに信徒を紹介。所属信徒はセンター名を呼ばれると大きく手を振り、教主様も手を振って応えられました。
教主様は、はじめに、昨年の立春祭のお言葉に至った経緯について、いづのめ教団の成り立ちから、その後ご自身が置かれるようになった状況やお気持ちなどを細やかにご説明されました。
続いて質疑応答が行われ、教主様は信徒からの率直な質問に、丁寧にご教導くださいました。
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<質問>
小学一年の娘が学校から帰る途中、友達が別の子からいじわるをされてかわいそうだったから心の中で「明主様、助けてください」とお願いしたけど何も変わらなかったと話してきました。私は、悪いことが良くなった時に神様が働いてくださったように娘に伝えてきた自分に気づきました。以前娘がいじわるをされたときも、すべては神様がなさっていると思いながらも、やはり早く解決してほしいと願っていた自分を明主様にお返ししました。しかし状況が変わらなかったと言った娘に対して何を言えばよかったのか、また私自身、真に神様の子どもとならせていただくために、子育てにどんな思いを中心に持たせていただいたらよいか教えていただきたいです。
<教主様お言葉>(一部)
「明主様、助けてください」と言うのは、とにかく明主様という方、神様という存在を意識されてのことだと思うんですね。お嬢様が、神様に思いを向けられたということは、「よく明主様と思ってくれたね」とほめてあげたらいいんじゃないかなと思うんですね。
結局は神様が我々の本当の親ですよね。だから、明主様と言うということは本当の親に対して呼びかけているんだな、というふうに受け止めたいと僕は思うんですね。
いじめたり、いじめられたりするということを、わざわざ、Uさんが私に質問してくださった。そのことを皆様が聞かされるということは、お嬢さんやUさんだけの問題ではなく、私自身の問題でもあるし、全人類の問題でもあるから、こんなことになっていると思うんですよね。
「他のお子さんたちも含めて、自分自身も多くの人々と共に赦され救われた者として、明主様と共にあるメシヤの御名にあって天国に立ち返らせてくださいますように。立ち返らせていただいて、共にそれを神様が材料として新しい創造にお使いくださいますように。新しい心をもっともっと育ててくださいますように」というふうにさせていただくのが我々の務めじゃないかなと思いますよね。
また、真明様は「真明様のドイツ出向を私たちはどのように受け止め、日々の御用にお使いいただけばよろしいでしょうか」との質問に対して、
「今回ドイツ行きも、もちろんこちらで計画したことではありませんし、ドイツのトメ先生が、小林執行部側に付いていたら実現しなかったわけですので、そういうことも含めて、一連の流れすべてが、結局明主様の世界救世(メシヤ)教開教のときのみ心を我々が求めるように、どんどんどんどんなっていること自体が、何か明主様のご経綸のように感じます。
明主様時代はもしかして、明主様がメシヤという言葉に込めた真の意味を理解する段階ではまだなかったかもしれない。だから、二代様、三代様が、そのメシヤの御名を、一度時期が来るまで、明主様を通して神様にお返しになったと。
まず、神様がちょっと一旦預かるよというふうに言われたと思います。それを二代様、三代様が感じられて、それを分かりました、お返しします。それは、二代様、三代様は無意識だったかもしれないですけども、明主様にお仕えになる中で、神様の御心を感じ取られて、そしてメシヤの御名を一旦神様にお返し申し上げたと。ということによって、メシヤ教ではなく救世(きゅうせい)教という名前とか、メシヤ会館も救世(きゅうせい)会館というふうになったと思います。
だけれどもそれが、いよいよ本当に明主様がメシヤという言葉に込めた思いを継承できる人たちを、だんだん明主様が用意できてきたと。そして、この真の意味を受け止めることができる人たちが信徒の中にいるというふうに明主様がご覧になって、再び、二代様、三代様が預けられたメシヤの御名を、今度は明主様が再び、時期が来たということで、四代教主様のもとでメシヤの御名を降ろされたと。
それを今教主様は、我々一人ひとりに対しても、明主様が教主様に託されて、そして教主様がそれをあなた方はどうですかと。あなた方も一人ひとりの中にあるメシヤの魂を受けますか、というふうに聞いてきておられると思います」
など、詳しくご教導くださいました。
その後、参加者全員で「家路」を斉唱。記念撮影を行った後、教主様ご一行は一人ひとりに握手をされながら親しく声をかけられました。
参加者にとって忘れられないひとときとなった集いとなり、参加者たちは、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、全く新しい段階に至ったご神業にお仕えしていく決意を新たにしました。