教主様のご巡教は早くも最終日を迎え、教主様ご一行は、北朝鮮との軍事境界線から南に約7㎞の場所にある、臨津閣(イムジンガク)を訪問されました。
臨津閣は、1972年の南北共同声明発表後に平和統一を祈願して建てられ、朝鮮戦争の傷跡を物語る展示を見学できる施設です。付近は、DMZ(非武装地帯)となっています。
教主様ははじめに、離散家族などの失郷民(北朝鮮の故郷に帰れない人)が、北朝鮮の家族や先祖への祭祀を行う望拝壇に足を運ばれ、「南北境界線付近に来させていただくにあたって、私が思わせていただいたことがあります。この場で主神に対してお祈りをさせていただきたいと思います。私がこれから申し上げますことを、皆様も共に思っていただきたいと思います」と述べられ、次のようなお言葉をもって祈りを捧げられました。
「私たち全人類は、自らの命のふるさとである天国を忘れ、東西南北を人間の善悪や価値を誇るために使ってまいりました。東西南北を人間のものとし、東西南北に中心が存在することをおろそかにしておりました。お赦しください。東西南北の中心は、わたしの中にあります。明主様と共にあるメシヤの御名にあって、天国に立ち返り、東西南北と共に、自らを赦され、救われたものとしてあなたに委ねます。私たちの内にある東西南北を治めてくださいますように。そのごとくお使いください。お仕えさせていただきます」
続いて教主様の先達のもと、成井理事長と白澤代表をはじめ、同行者全員で善言讃詞を奏上しました。
ご一行はDMZを見学された後、空港へ向かわれ、ソウル浄霊センターの信徒たちに見送られながら帰国の途につかれました。
来年はさらに、北米、南米、欧州を舞台に、世界を股にかけたご巡教が予定されています。皆様、新たな段階へと至った世界布教に、真の地上天国建設・人類救済のご聖業に、ご一緒にお仕えしてまいりましょう!