昨年の地上天国祭の折、教主様より「主神が私どもの意識の中⼼に存在する天国において、祭典を開いてくださっている」「祭典は、私どものためにあるのではありません。主神が現れるために、祭典があるのです。祭典とは、⼈々をご⾃⾝の天国に⼀堂に集められ、その⼀⼈ひとりの⼼をお受け取りになるという、主神の救いのみ業そのものです」とのご教導を賜りました。
私どもは、全⼈類とその⽗⺟先祖の⽅々と共に、万物と共に、天国の祭典に集められ、主神の創造のみ業にお仕えし、尊いメシヤの御名を奉唱させていただくことが許されています。誠に畏れ多く、例えようのない感動と感謝が溢れてくる思いであります。
これからもあらゆる御⽤の場、そして祭典においても、主神を⼼からお讃え申し上げ、メシヤの御名をお受けし、ますますみ旨のままにお使いいただきたく存じます。
その祭典の中で、明主様がこよなく愛され、教主様がかねてからお⽰しくださっておりました「メサイア ハレルヤコーラス」の奉納をお許しいただきたく、この趣意書を皆様にお届けしております。この奉納を通して、主神をお讃えし、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、天地万物⼀切を携(たずさ)えて天国に⽴ち返る救いの御⽤にお仕えしてまいりたいと願っております。
ヘンデル作曲《メサイア》「ハレルヤコーラス」は、明主様がレコードが擦り切れるほどまで愛聴されていたこと、その演奏のために明主様がメシヤ会館に特設のオーケストラボックスを設けられたこと、キリスト教との深い関連を明主様がご指摘されたことなど、深い意義を秘めた讃歌であります。
「ハレルヤ」は、ヘブライ語で「神をほめたたえよ」の意があるように、この曲を神様にお捧げすることは、主神を讃え、メシヤ(キリスト)の御名を、⾔葉と響きの波動によって、天地万物⼀切に波及させる営みそのものであり、明主様の世界救世(メシヤ)教開教に込められた御⼼を求めていく中で、緊要事の⼀つであるように思われてなりません。そしてこのことは、他でもなく、明主様を模範とし、教主様と⼀つ⼼で、真(まこと)の神の⼦たるメシヤとして新しく⽣まれることを⽬指すという道に直結するものであると確信いたしております。
もちろん、ハレルヤコーラスを歌うことは、⼀朝⼀⼣にできるものではありません。そこで、来る今年の⽴春祭においては、まず、各地区のコーラス指導者による奉納を⼀つの⼩さな型としてスタートし、地上天国祭では、信徒有志による⼤規模な合唱を神様のみ前に奉納させていただきたいと願っております。この度の営みが、その後もご神意のまにまに、継続的に奉納ができる契機としたいと思っております。
明主様と共にあるメシヤの御名にあって、「どこまでも教主様と⼀つ⼼に」歩ませていただく希望と決意と感謝を主神へお捧げすべく、ここに謹んで、『メサイア ハレルヤコーラス奉納』についてご案内申し上げます。皆様には、この趣旨にご理解いただくとともに幅広いご参加とご協⼒を賜りたく、お願い申し上げます。
平成31 年1 ⽉3 ⽇
世界救世教主之光教団
いづのめ教区代表 ⽩澤 道夫