於:ホテル ナゴヤキャッスル 天守の間

 

皆様、本日は立春祭おめでとうございます。

私がこの場に立たせていただいているということは、明主様のお導きによることは申すまでもないことですが、白澤代表を始めとするいづのめ教区の皆様、そして、いづのめ教区につながる海外教会の皆様の、明主様を真に求められるお心と、多くの困難や障害を乗り越えてのご決断とお支えあればこそのことであります。

皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今後とも、私は、何事も明主様を通して主神にご奉告させていただくことに努め、お導きを求めつつ、皆様と思いを共にして、一歩一歩着実に歩んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

また、この度の祭典行事につきましては、「ホテルナゴヤキャッスル」の皆様のご理解とご協力、そして、数々のご配慮をいただきまして、開催させていただくことができました。

ここに、「ホテルナゴヤキャッスル」の皆様に、厚く御礼申し上げます。

 

さて、誠に畏れ多いことではありますが、唯一の神・主神の創造のみ旨は、ご自身に似た子供をお生みになること、すなわち、全人類をご自身の子供・メシヤとすることであります。

そのために、主神は、創造をお始めになる前に、まず天国を用意され、その天国において、ご自身の一つ体(からだ)なる霊の子をお生みになり、メシヤと名付けられました。

私どもの本体は、このメシヤと名付けられた、主神の一つ体なのです。

主神は、ご自身の創造のみ旨をメシヤの御名に託し、このメシヤの御名によって、すべてを創造され、天をも地をも治めておられます。

初めに定めたみ旨と厳然たる権威をもって、一人ひとりの中で創造を行っておられます。

私どもは、真(まこと)の親である主神のみ旨を忘れ、ひたすら光を求め、力を求めて生きてまいりました。

そうした長い眠りの中にいた私どもを、明主様は目覚めさせてくださいました。

主神が、大光明燦然と輝く光の源であり、あらゆる力の源であることに気づかせてくださいました。

私どもは、自らのうちに、主神の創造のみ旨が込められたメシヤの御名と共に、霊なる光と力と永遠の息を持たされているのです。

私どもは、メシヤの御名にある赦しをお受けし、天国に立ち返り、主神の子供として甦り、永遠の命を授けていただけるのです。

この主神の大きな愛によって、霊肉共に養い育てていただいている私どもは、全人類とその父母先祖の方々と共に、万物と共に、新しく生まれるというみ業にお仕えする務めがあると思います。

 

それでは、新しく生まれるとは、どういうことなのでしょうか。誰も到達し得ないような偉大な人間になることなのでしょうか。聖人君子のような人物になることなのでしょうか。決してそうではありません。

明主様は、昭和29(1954)65日の碧雲荘での御言葉の中で、「メシヤが生まれたわけです」と、まず仰せになって、「新しく生まれる」とお述べになりました。

明主様が「メシヤが生まれた」と仰せになったということは、メシヤをお生みになった方がおられるということではないでしょうか。そして、お生みになった方は、主神なのではないでしょうか。

私どもの命の親は、主神であります。

魂は、私どものものではありません。主神のものです。

魂を私どものもののようにしてくださっていたのは、ひとえに、主神が私どもを一人ひとり養い育てるためであります。

私どもは、この主神の愛に気づかせていただき、魂を自分のもののようにしていたことを悔い改めて、主神の赦しをお受けし、魂を主神にお返ししなければならないと思います。

明主様は、私どもの代表として、私どものために悔い改められ、メシヤの御名にある赦しをお受けになり、魂を主神にお返しになったと思います。

主神は、その思いをお受け取りになって、明主様をご自身の子供たるメシヤとして再びお生みになったのではないでしょうか。

だからこそ、明主様は、「メシヤが生まれた」と仰せになり、それは「新しく生まれる」ことであるとお示しくださったと思います。

私どもは、明主様が全人類を代表して主神にお仕えになり、み旨を全うされたことを認めさせていただく必要があると思います。

主神は、私どもが、明主様を模範とし、全人類に先駆けて、み旨の成し遂げられる御用に仕えてほしいと強く願っておられるのではないでしょうか。

それは、ご自身の子供が生まれた喜びを、私どもにも味わわせ、それを多くの方々に分け与えてくださろうとしていらっしゃるからだと思います。

 

明主様は、先ほど申し上げたメシヤ降誕ご発表の折の御言葉の中で、「メシヤというのは、世界中で最高の位なんです。西洋では王の王ということになってますが、キングオブキングスと言ってその位をもってるんです。だから、私が出てはじめて人類は救われるのです。たいへんな事件なんです」と仰せになりました。

主神は、すべてをメシヤの御名に結び、その権威ある御名によって、天と地のすべてを治め、私どもの心の奥底までも治めておられます。

すべては主神がなさっていると思えない心も、メシヤの御名にあって、贖い、赦し、救ってくださり、私どもを天国に迎え入れてくださっています。

だからこそ、明主様は、メシヤが「王の王」、「キングオブキングス」という最高の位を持っていると仰せになったのではないでしょうか。

 

この「王の王」、「キングオブキングス」という語句は、聖書に記されている語句であり、明主様が晩年繰り返しお聴きになり、大変好まれたヘンデル作曲の「メサイア ハレルヤコーラス」の歌詞の中に含まれております。

この「ハレルヤコーラス」が、この後、全国のコーラス指導者の方々によって、主神と明主様に捧げられます。

私ども一同で、全人類の罪を赦すという恵みを与える権威をもって、すべてを治め、み旨を成し遂げておられる主神を、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、お讃え申し上げたいと思います。

来る地上天国祭には、多くの方々のご参加を得て、ハレルヤコーラスが奉納される予定であると伺っております。

女性の方々だけではなく、男性の方々も、是非ご参加いただければありがたいと思っております。

男性女性が打ち揃い、補い合って、大いなる喜びのうちに、主神の栄光をお讃え申し上げる祭典とさせていただけるならば、きっと明主様はお喜びくださると思います。

 

終わりに、全人類に先駆けて、明主様の示される全く新しい救いのみ業にお仕えさせていただける、千載一遇の時を迎えた今、私どもは、今日の立春の息吹と共に、いよいよ進みゆく新しいご神業に、明主様を先頭に、倦(う)まず弛(たゆ)まず、前進させていただきましょう。

ありがとうございました。

印刷用PDF:2019.02.04 立春祭教主様お言葉

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