於:リーガロイヤルホテル大阪(3F光琳の間)
皆様、本日は春季大祭おめでとうございます。
昨年の地上天国祭と同様、この度の祭典行事につきましても、「リーガロイヤルホテル大阪」の皆様のご理解とご協力、そして、数々のご配慮をいただきまして、開催させていただくことができました。ここに、「リーガロイヤルホテル大阪」の皆様に、厚く御礼申し上げます。
本日は、明主様のお導きにより、主之光教団の皆様、いづのめ教区の皆様、東方之光教区の皆様が一堂に集(つど)われる中で、春季大祭を執り行わせていただくことができました。
主神は、私どもの意識の中心に存在する天国において祭典を開いてくださり、全人類を赦し、天国に迎え入れるという救いのみ業を成し遂げてくださっています。
私どもは、その祭典に参加することを許していただき、全人類とその父母(ちちはは)先祖の方々と共に、万物と共に、その救いのみ業にお使いいただいていることを、明主様を通して主神に感謝させていただきたいと思います。
私どもは、この世に生きておりますが、この世だけで生きているのではありません。
私どもは、肉の体(からだ)を持たせていただいているだけではなく、霊の体(からだ)を持たせていただいております。霊の体があるから、肉の体があるのです。
主神は、すべての原因の世界、すなわち、天地万物一切を創造する世界である天国において、万物の霊と共に、メシヤと名付けられた分霊(わけみたま)である霊の体をお生みになりました。その霊の体が私どもの本体であります。
私どもは、地上という創造された世界、すなわち、時間、空間、次元の世界を持たされているだけではなく、創造する世界、すなわち、天国を持たされているのです。
主神の創造のみ旨は、全人類をご自身の子供たるメシヤとすることであります。
全人類の中に、そして、万物の中に、この創造のみ旨が印刻されております。
私どもは誰もが、生まれながらに天国を持たされたもの、明主様の仰る「天国人」として、メシヤの御名にある赦しも救いも持たされております。
そして、霊肉共に、主神のひとつ体として、明主様と共に、主神の創造のみ旨にお仕えするためにいるのです。
私どもは、霊肉共に、主神のひとつ体なのですから、私どもが今、呼吸していると感じているということは、主神が私どもの中で呼吸しておられる、ということではないでしょうか。
私どもが何かを見たり聞いたり感じたりするということは、そのすべてを主神は、私どもの中で、私どもを通して、見聞きし、感じておられる、ということではないでしょうか。
主神は、創造のみ旨を成し遂げるために、私どもが自分のもののように使っている感覚器官も、また、心も思いも知恵も、そして、息も、そのすべてをお使いになって、全人類を救うというみ業を行っておられます。
主神は、全人類とその父母先祖の方々の悩みや苦しみ、また、喜びや楽しみなど、ありとあらゆる思いを、主神のひとつ体である私どもの中に集めてくださり、私どもを通し、メシヤの御名にあって、そのすべてを赦され、救われたものとしてお受け取りくださっています。
私どもが何かを見たり聞いたり感じたり、また、何かを思ったり考えたりするのは、その救いの御用にお仕えさせていただくためなのではないでしょうか。
主神は、ご自身の救いのみ業を成し遂げるために、私ども一人ひとりを必要としておられるのです。ありのままの姿の私どもを必要としておられるのです。
明主様は、御歌に、「大神の御(み)業(わざ)といへど人の身を通じて世(よ)人(びと)救ふにありける」とお詠みになりました。
私どもも、主神の救いのみ業にお仕えさせていただけるのです。
なぜならば、私どもは、明主様によって、私どもの中にメシヤの御名があることを知る者とならせていただいたからです。
主神は、メシヤの御名にあって、すべてのものを生み現すという創造を行い、メシヤの御名にあって、すべてのものを迎え入れるという創造を絶え間なく行っておられます。
メシヤは、主神の子たるメシヤとして、主神と一体の存在であり、永遠に滞(とどこお)ることのない創造の営みにあって、主神と私ども人類との仲介者であり、取次者であります。
主神への取次者であられるメシヤの御名があればこそ、救いが可能なのであります。
ですから、私どもは、自分が見聞きし、感じ取り、また、思わせていただいたことを、ありのまま、明主様を通して主神にご奉告し、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、赦され、救われたものとして、すべてのものと共に、自分自身を主神に委ねさせていただく必要があると思います。
そして、〝あなたのみ業の栄光としてお受け取りくださいますように〟と申し上げることができれば、主神は、そして、明主様は、大変お喜びになると思います。
主神は、明主様を通して、私どもに対し、天国に立ち返ってくるようにと一生懸命呼びかけてくださり、私どもが、その天国において、メシヤと名付けられた分霊を持たされ、全人類を救い、未来を創造するというみ業を成し遂げるために地上に遣(つか)わされていることを思い出させようと努力してくださっています。
そのことを、私どもが今、思い出させていただいたならば、その今が、一人ひとりにとっての千載一遇の救いの時であり、それはまた、過去、現在、未来を含めた、全人類にとっての千載一遇の救いの時なのではないでしょうか。
私どもは、自分が生きていると感じておりますが、神様が私どもの中で生きておられるのです。
私どもは、神様に対し、〝あなたが生きていらっしゃるから、わたしが生きているのですね〟と申し上げる立場なのではないでしょうか。
神様は、私どもを常に支え、維持し、進化成長させてくださっています。
私どもの行く道を整えてくださり、後始末もしてくださっています。
神様は、どんな時でも、どんなことがあっても、私どもから離れることはありません。
その実感がないと言っている私どもを、神様は赦してくださり、〝あなたは、わたしから離れていると思うかもしれないけれども、わたしは、あなたから決して離れてはいないよ〟と仰ってくださっていると思います。
このように、神様は、私どもをどこまでも愛してくださっています。
その神様は、明主様が「主神」とお呼びになったように、天国も地上も治めておられる、唯一の神であられます。
そして、その唯一の神・主神が、私どもの真(まこと)の親であられます。
明主様にとっての真の親は、私どもにとっての真の親であり、全人類にとっての真の親であります。
そうであれば、私どもは誰であろうと、真の親である主神の子供であり、互いに兄弟であり、姉妹なのではないでしょうか。
私どもは元々、天国において、明主様と兄弟関係という深い縁(えん)で結ばれていたのです。
その天国で私どもを生んでくださった真の親を忘れ、自分の生きる目的を忘れ、思い思いに生きていた私どもを、主神は赦してくださいました。
明主様は、私どもと同じように地上に来られ、全人類を代表して悔い改められ、天国に立ち返られて、主神の子たるメシヤとして新しくお生まれになりました。
私どもも、私どもの模範たる明主様に倣って、悔い改めて、赦しをお受けし、天国に立ち返らせていただき、新しく生まれさせていただけるのです。
なぜならば、主神は、メシヤの御名にあって、私どもを赦し、再び天国に迎え入れ、私どもと共にお住みになることを、あらかじめ定めておられるからです。
何という大きな赦しであり、恵みでありましょう。
私どもは、この天国の福音を告げてくださった明主様に感謝申し上げるとともに、メシヤの御名と、メシヤの御名にある主神を心からお讃えさせていただきましょう。
先程上映されましたビデオにありますように、来る地上天国祭には、ヘンデル作曲の「メサイア ハレルヤコーラス」の合唱が、約300人という大勢の信徒の皆様により、奉納されることになっております。
その後も、折に触れ、奉納されると伺っておりますが、男性の参加者が比較的少ないようですので、女性の方はもちろん、男性の方も、思い切って、是非とも参加していただきたいと思っております。
明主様にお喜びいただけるような素晴らしいものとさせていただき、私どもの代表となって歌われる方々ともども、栄光輝く主神のみ業を心からお讃え申し上げたいと思っております。
終わりに、全人類に先駆けて、明主様によって真(まこと)の信仰と救いを知らされた一員として、私どもは、本日の春季大祭を機に、いよいよ進みゆく新しい段階の創造のみ業に、明主様を先頭に、倦(う)まず弛(たゆ)まず、前進させていただきましょう。
ありがとうございました。
印刷用PDF:2019.3.30_春季大祭_教主様お言葉