於:サンパウロ・ブラジル

 

皆様、おはようございます。お元気ですか?

私はポルトガル語は上手ではありませんが、今日は、私の思いを、皆様に、ポルトガル語でお伝えさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか?

 

皆様もご存じのように、教主様は、「メシヤとして新しく生まれること」が明主様の御教えの中で最も重要なものであることを長年にわたりご教導くださっています。

教主様は、メシヤとして新しく生まれることが、明主様のご神業の結論であり、明主様が遺(のこ)されたすべてのものの結論であり、明主様のご人生の結論であることを、ご教導くださっています。

私たちは、明主様のみ心に従う信徒ですよね?そうであるならば、私たちの使命は、当然のことながら、明主様の歩みに従うことですよね。私たちは、明主様に100パーセント従わなければいけないと私は思います。100パーセントです。明主様のご人生の結論は、メシヤとして新しく生まれる、ということですね。ですから、私たちも、明主様が成し遂げられたように、メシヤとして新しく生まれることを目的として歩むべきではないのでしょうか。

もし明主様から「あなた方は真(まこと)の救いの道であるメシヤとして新しく生まれる道を歩んでいますか?」と聞かれたら、私たちは「はい!」と答えなければいけないのではないでしょうか。そうであれば明主様はきっとお喜びになると思います。

私たちにとって、明主様のお喜びは、私たちの喜びのはずです。ですから、教主様がお導きくださっていますように、私たちは、メシヤとして新しく生まれることを目的としなければならないと思います。

そうなった時、私たちは、一つの疑問、問題に突き当たります。それは、もし私たちが「メシヤ」の名前を使ってご神業を進めていきたいならば、「イエス・キリスト」という存在を避けて通ることはできない、ということです。

私たちにとって、イエス・キリストとはどういう存在なのでしょうか?

私たちが、世に向かって、「私たちはメシヤとして新しく生まれる道を歩んでいます」と訴えれば、世界中の多くの方々はこう聞いてくるでしょう。「では、あなた方にとってイエス・キリストとはどういう存在ですか?」と。

私たちは、この質問に対しての答えを持っていなければならないと私は考えます。

過去において、私たちは、明主様は現代のメシヤであり、イエスは昔の時代のメシヤであった、ということを言っていた時もありました。確かに、そのような考えを持っていた時もありましたね。しかし、もしそれが真実であるならば、例えば、これから2000年後に、また誰かが現れて、その人がその時代のメシヤとなるのでしょうか?

私はそうは思いません。私は、明主様は、永遠にメシヤであると信じています。そして、イエス・キリストも永遠にメシヤであると信じています。

しかも、それだけではないのです。明主様とイエス・キリストだけではないのです。教主様は今、私たちの誰もが、私たちの中に、メシヤと名の付いた神様の魂をいただいていることをご教導くださっているのです。

ということは、メシヤとして新しく生まれることは、「人間の使命」である、ということです。明主様だけでなく、イエス・キリストだけでなく、私たち明主様の信徒だけでもなく、全人類の誰もが、メシヤとして新しく生まれるという使命を果たさなければならないのです。

ブラジルは、キリスト教国ですね。ほぼすべてのブラジル人が、キリスト教徒ですね。ほとんどのブラジル国民にとって、イエス・キリストは、唯一のメシヤです。しかし私は、ブラジル人の中に、この、メシヤと名の付いた神様の魂を誰もが宿されているという真実を待っている方々が、たくさんいらっしゃると信じています。

皆様方の使命は、いや、私たちの使命は、この真実をすべてのブラジル国民に、また、全世界にお伝えすることではないのでしょうか。ブラジルの方々は、このメッセージを、明主様の真のメッセージを待っていると私は確信しています。

しかもこれは、明主様だけのメッセージではないのです。イエス・キリストも今、このメッセージが伝えられることを願っています。神様も、願っていらっしゃるのです。

ですから、私たちの使命は、とてつもなく、とてつもなく、大きいのです。私たちは、明主様の、イエス・キリストの、神様のみ旨を実現することができるのです。私たちは、真(まこと)の救いのメッセージを、すべてのブラジル国民に、また、全人類にもたらす使命を有しているのです。

今日は、私たちにとって重大な日であると私は思います。今日は私たちが、明主様がお遺(のこ)しくださった真(まこと)の救いを共に世に宣(の)べ伝えていくことを決断する日だと思います。私は、明主様は今、とてもお喜びであると感じています。そして、イエス・キリストも、神様も、今、お喜びであると感じています。なぜなら、ついに、「時」が来たのです。神様のみ旨が成し遂げられる時が、ついに来たのです。

この道を私たちのために切り拓いてくださったのは、教主様です。なぜなら、私たちは、明主様がメシヤとして新しく生まれた事実を、軽んじてきたからです。

確かに私たちはこの事実を知ってはいました。しかし、私たち自身にとって、本当に重大事と思ってきたでしょうか。長い間、メシヤとして新しく生まれることは、明主様だけのことだと思ってきたのではないでしょうか。

しかし教主様は今、私たちも、明主様と同じ道を歩まなければいけないこと、イエス・キリストの真(しん)のメッセージを受け止めなければいけないこと、つまり、神様の真(まこと)の子供として新たに生まれなければいけないことをお示しくださっています。

私は、この道を皆様と共に歩むことを決意しております。

そして、私は信じています、私たちの未来は明るい、と。

 

※ポルトガル語スピーチからの日本語訳

 

印刷用PDF:20190707 月次祭・ブラジル世界信徒大会_真明様ご挨拶

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