於:主之光教団総本部御神前

 

皆様、世界平和祈願祭、おめでとうございます。

梅雨明けのまばゆい太陽が待ち遠しい季節となりました。

 

本日は、世界救世教の祭主であられる教主様の篤いお祈りに包まれて、主之光教団といづのめ教区、そして、東方之光教区の皆様が合同で、み祭りを厳粛に執り行わせていただけましたこと、主神と、主神と共におられる明主様に、心より感謝申し上げたいと存じます。

先程は、全国の信徒の皆様を代表して、Hさんより、教主様のご教導を通していただかれた、大切な気付きと喜びをご奉告いただきました。このご奉告は、神様から私ども一人ひとりにいただいたみ恵みであると受け止め、私も思いを共にして神様にご奉告させていただきました。ありがとうございました。

 

さて、先般私どもは、教主様が祭主を務めてくださり、極めて意義深き、メシヤの御名にある地上天国祭を、厳粛且つ盛大に執り行わせていただきました。

教主様には、本年も、海外へのご巡教も含めて東奔西走のご神務にも拘らず、地上天国祭にご出座賜り、明主様の真(まこと)の救いについてご教導くださいましたこと、また、まゆみ奥様、そして、教主様の後継者であられる真明様と共に、すべての信徒に温かいお心をもって接してくださいましたこと、誠にありがたいことと心から御礼申し上げます。

また、この度の祭典では、かねてより教主様がお示しくださっていましたように、明主様がこよなく愛された「メサイア ハレルヤコーラス」が、全国のハレルヤコーラス隊260名の皆様によって奉納されました。

私は、その美しい響きに自らの心が打ち震える程の感動を覚え、神様が、私ども一人ひとりのうちに燦然と輝く「メシヤの御名」をお受け出来る心を養い育ててくださっていることに、深い感謝の思いが込み上げてまいりました。

 

私は、本年の地上天国祭に臨ませていただき、〝今〟という時が、私にとりましても、千載一遇の大いなる目覚めの時に違いないと、心からの喜びと緊張感をもって思わせていただきました。

教主様は、この度の祭典において、

この「夜昼転換」は、明主様がご在世中、繰り返しお述べになったことからも明らかなように、明主様のお説きになった「地上天国建設」の根幹をなすものであります。

それでは、主神が明主様を通してお示しくださった夜昼転換の啓示とは、私どもにとってどのような意味があるのでしょうか。

教主様は、このように私どもに問いかけてくださり、そして、次のように仰せになりました。

夜昼転換は、主神が全人類を天国に迎え入れるために、その罪を赦したことを、天地万物一切に告げ知らせてくださったみ業なのですから、私ども一人ひとりが、明主様に倣い、悔い改めて、天国に立ち返り、夜昼転換を成し遂げられた、メシヤの御名にある主神の光が、全人類とその父母先祖の方々と共に、万物と共に、自分の中に存在していることに気づかなければならないと思います。

教主様は、このようにお示しくださいました。

 

また、真明様はご挨拶の中で、

「救いとは何か」ということを知る手がかりは、我々にとっては明主様しかいらっしゃいませんね。我々にとって、明主様のご人生、明主様の歩まれた道が、「救いとは何か」を知る道(みち)標(しるべ)ですね。

と、お話しくださり、そして続けて、

明主様が最晩年に私たちに残してくださった「メシヤとして新しく生まれること」、これが私は、明主様の本当の救いのメッセージであると思います。

私たちにとって「救い」とは、明主様にとっての救いの結末である「メシヤとして新しく生まれること」、これ以外にはないと思います。

真明様は、このように力強くお話しくださいました。

 

私は、本年の地上天国祭をお許しいただいた今、教主様のご教導を通して、また、その教主様に誰よりも心からお仕えになっている真明様のお話を通して、私自身の中に一つの思いが着実に芽生え始めていることを強く感じています。

夜昼転換の天啓から本教の立教へ、そして、最晩年にご発表になった「メシヤ降誕」、明主様が歩まれたこうした御事蹟が、教主様により、今私の中で一つのものとなり、天国に通じる一本の真っ直ぐな光に満ち溢れた道として、自らのうちに存在していることに気付かせていただきました。

ですから、私は、教主様が地上天国祭においてお示しくださいましたように、明主様を通して、主神に、「あなたの光はわたしの中に確かに存在しています」と、大きな声でお返事させていただきたいと思います。

そして、私の中に存在している光は、メシヤの御名にある主神の光であり、人智を超えた無量無辺の赦しが込められていることを、改めて心に深く刻ませていただきたいと存じます。

 

また、私は、「神さまの子どもとなるために ~教主様アメリカご巡教~ 」のビデオで紹介された、「外(とつ)国(くに)に救主(メシヤ)の光輝けばふためくならん日の本の民」という明主様の御歌の中にある〝ふためくならん日の本の民〟とは、私自身のことでもあるのではないかと思わせていただきました。

教主様は、真善美6月号において、「主(す)の神は真(まこと)の生みの親にして育ての親と今にして知る」というお歌をご発表くださいました。

私は、本当の親であられる主神のご存在とメシヤの御名に込められたみ旨を、教主様により、〝今にして知る〟ことが許されたものとして、このお歌に込められた教主様のお心を、より一層深く受け止めさせていただけるものでありたいと思わせていただきました。

そして、このメシヤの御名の真実に目覚める道こそが、明主様の「地上天国建設」、「人類救済」に真っ直ぐに繋がる道であることを、私は、世界平和祈願祭の本日、心の中心に刻ませていただきたいと存じます。

 

話は変わりますが、今月より、すべてのみ祭りを、主之光教団といづのめ教区、そして、東方之光教区合同で、お許しいただくこととなりました。

教主様は、一昨年の2月、包括責任役員会と称する方々の傲(ごう)岸(がん)不(ふ)遜(そん)な圧力に決して屈することなく、明主様の真実の救いを求めるお心を貫かれ、只お一人から敢然と立ち上がってくださいました。

その後、昨年5月、白澤代表、川谷副代表をはじめとするいづのめ教区の皆様は、何があっても、すべてを失ってでも、どこまでも教主様と一つ心に歩むという強く明確な意思表示をされ、主之光教団いづのめ教区として新しい出発を遂げられました。

また、東方之光教区の皆様も、様々な圧力に屈することなく、教主様のご教導を求めて、主之光教団東方之光教区として立ち上がられました。

私は、昨年1月30日に、自称包括責任役員会が、主之光教団の被包括法人としての立場を切ったと一方的に主張する中にあっても、「どこまでも教主様と一つ心に」という教団方針を貫き、歩ませていただけたのは、いづのめ教区や東方之光教区の皆様の深い誠心と信仰情熱溢れるお姿に触れることを通して、大きな勇気と貴重な学びをいただいたからであると、心から感謝申し上げております。

主之光教団の私どもにとりまして、いづのめ教区の皆様、そして、東方之光教区の皆様と共に歩ませていただけたこの一年間の歩みは、誠に尊い歩みとなりましたこと、重ねて感謝申し上げます。皆様、誠にありがとうございます。

 

同時に、私は、この一年間の歩みの中で、教主様のもとにある主之光教団といづのめ教区、そして、東方之光教区の私どもを、常にどんな時もお導きくださっている神様のご存在を感じずにはいられません。

教主様は、昨年の秋季大祭において、

明主様と共におられる主神は、「世界救世(メシヤ)教」を私どもの中で誕生させてくださっていたのです。

と、明確にお示しくださいました。

明主様が、私ども一人ひとりのうちに、「世界救世(メシヤ)教」開教のみ心と共に厳然と存在してくださっているからこそ、今、主之光教団といづのめ教区、そして、東方之光教区の私どもは、一体のようにしてお使いいただいているのではないでしょうか。

私は、明主様が、すでに私どもを、一つ教団としてお使いくださっているものと固く信じております。

私は、主之光教団、いづのめ教区、そして、東方之光教区の皆様と共に、教主様のもと、より一体化した一つ教団となって、志を同じくする世界中の皆様とも心を合わせ、全人類の救いの御業を成し遂げておられる主神の尊い御用に、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、全身全霊をもってお仕えしてまいりたいと存じます。 

 

ここで、皆様にご報告と御礼を申し上げたいと存じます。

皆様もすでにご承知のように、私どもは、昨年に続いて、文化庁に対し、世界救世教から四代教主・岡田陽一様と主之光教団を排除するための規則変更を、断固反対する署名に改めて取り組ませていただいております。

この度の署名におきましても、どこまでも教主様と一つ心に歩む世界中の信徒の皆様の大きな真心が、今続々と総本部に届けられています。誠にありがたいことと、皆様に心より感謝申し上げます。

私どもは、明主様にお仕えになる教主様の神聖なお立場と承認行為を蔑ろにし、教主様と主之光教団を排除するという、世界救世教の骨格と秩序を破壊する規則変更に、断固反対する姿勢を貫くために、昨年を大きく上回る署名を文化庁に提出させていただきたいと存じます。現時点で昨年の4万人を優に超え、倍以上の10万人を超える勢いです。

世界中の信徒の皆様、なお一層のご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

 

最後になりますが、今月3日から、教主様は、世界でいち早く「世界メシア教」が設立されたブラジルへご巡教くださいます。私も、白澤代表と共にお供させていただきます。

私は、教主様が、随行させていただく私どもだけではなく、全世界の信徒の皆様を代表し、皆様と共にという思いを持たれてブラジルご巡教に臨んでくださるものと拝察致しております。

ですから、日本におられる皆様も、教主様と共にブラジルご巡教に参加させていただくという思いを大切にしていただきたいと存じます。

 

また、来月8月3日、4日には、教主様のご出座を仰ぎ、メシヤの御名にある祖霊大祭が執り行われます。

祖霊大祭は、〝全人類がメシヤとして新しく生まれる〟大いなる養いを、すべての先祖の方々と共に、そして、世界中の人々と共に賜る祭典であります。

私どもは、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、先祖の方々と共に天国に立ち返らせていただき、すべてのものを、赦し、救い、甦らせてくださる主神を、心からお讃え申し上げ、来る祖霊大祭にご参拝させていただきましょう。

 

今月の皆様方のご神業奉仕におかれましても、大いなるみ恵みと安らぎに包まれますようお祈りさせていただきます。

ありがとうございました。

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