2019/10/27 在日ブラジル人信徒祖霊大祭(於:本部ご神前)
2019/11/1 祖霊大祭並びにポルトガル世界信徒大会(於:リスボン)
2019/11/3 祖霊大祭並びにドイツ世界信徒大会(於:フランクフルト)
本日は、祖霊大祭おめでとうございます。
皆様と共に、本日の祭典を執り行わせていただき、また、こうして皆様に親しくお会いし、今日の日を迎えられた喜びを、皆様と共にさせていただくことができますこと、大変嬉しく思っております。
今日の日を迎えるまでの皆様の歩みを振り返りますと、皆様は、教団に関わる様々な情報が飛び交う中で、主神が明主様を地上にお遣(つか)わしになった真(まこと)の思いを、私と共に求められることを決意され、多くの困難に直面されながらも、勇気を出して、明確に意思表示されました。そうした皆様に私はどんなにか励まされたことでしょう。
そして今、私と思いを共にして歩んでくださる方がこんなにも大勢いらっしゃることを目の当たりにし、感動と感謝で胸が一杯であります。皆様に、心より感謝申し上げます。
と同時に、私どもを大きな愛によって養い育て、力強く導いておられる主神に対し、私ども一同、明主様と共にあるメシヤの御名にあって、心からなる感謝をお捧げ申し上げたいと思います。
今後とも、私は、私どもを取り巻く教団の状況がどんなに変化し、どんなに揺れ動いたとしても、皆様とご一緒に、明主様が指し示された、全く新しい信仰の道を、全く新しい命の道を、大いなる希望をもって進ませていただきます。
神様への深い畏敬と恐れの念をもって申し上げます。
私どもの真(まこと)の父にして、真(まこと)の命の親であられる神様の愛は、計り知れないほど広く、高く、また、深い愛であります。
神様は私どもを愛してくださっているがゆえに、すべてのものを救い、赦し、そして、ご自身の天国に迎え入れてくださっております。
この愛をもって、神様は、創造の主(しゅ)として、絶え間ない創造のみ業、すなわち、人類救済を進めておられます。私どもは、祖霊大祭の今日、今一度次のことを確認しておかなくてはならないと思います。それは、神様が、私どもを通して、そして、明主様が、私どもが祖先の綜合体であることをみ教えくださったように、私どもの内側におられる先祖の方々を通して、全人類の救いを進めていらっしゃる、ということです。
私どもは、自分一人だけで生きていると感じています。自分一人で向上に努め、苦しみ、怒り、時には喜び、時には悲しんでいると感じています。そして、自分一人で神様にお仕えしていると感じているのではないでしょうか。しかしながら、これは、真実ではありません。私どもの先祖の方々は今、神様の御許(みもと)にあって生きておられ、私どもと共におられる存在なのです。神様のもとで、私どもは、常に私どもの先祖の方々と一体なのです。
私どもと私どもの先祖の方々は、ただ単に、この地上で与えられた役目を全うし、滅びていくためにこの世に来たのではありません。そうではなく、私どもは、永遠性を帯びた創造のご神業にお仕えするため、そして、神様の子供であるメシヤとして新しく生まれるためにこの世に来たのです。私どもは、永遠の命を獲得するために、この世に来たのです。
明主様は、私に一つの気づきをお与えくださいました。以前の私は、想念の実践——自分の心に湧き上がる様々な感情や思いを神様にお捧げする実践——とは過去に起きた事柄に対する救いの業だと思っていました。しかし、私は、「神様がされることのすべては、未来のためである」ということに、明主様を通して、気づかされたのです。神様は、過去も、現在も、未来も、すべてをお使いになって、新しい未来を創造しておられます。それこそが、神様の創造のみ業なのだと気づかされたのです。神様とは、未来の神様なのです。
私どもの先祖の方々の歩み、私どもの今の人生の営み、そして、私どもの子孫が歩むであろう道、これらすべては、新しい未来を創造するという、神様の偉大なみ業の一部であったのです。神様の創造のみ力とは、新しい未来を造り出すみ力であり、すべてのものを新しくするみ力であります。また、私どもが忘れてはならないこと、それは、神様が、天国において、始まりの世界において、私どもにご自身の「未来」を託してくださったこと、そして、私どもはそれを持ってこの地上に来たことです。私ども一人ひとりを例外なく赦し、ご自身の天国に迎え入れ、私どもをご自身の子供とし、そして、永遠に私どもと共に住むこと、これが「神様の未来」なのです。
私どもの先祖の方々が、また、私どもが今まで何をしてきたとしても、それはすべて、神様のご計画の一部であります。「神様の未来」の一部であります。過去、現在、未来、どのような時であれ、神様は、全人類、すべての先祖の方々、そして万物を、漏れなくお使いになり、新しい未来を創造するというみ業を進めておられるのです。
私どもは、自分たちのための未来ばかりを考え、「神様のための未来」など考えたこともなかったのではないでしょうか。そうではないですか?私どもの未来は、私どものものではなく、神様のものです。未来は、私どものためではなく、神様のために存在しているのです。この真実を、大いなる喜びをもって受け入れようではありませんか!今日を期して、神様の創造のみ業に喜びをもってお仕えさせていただきましょう!そして、神様に対して、「神様、あなたに感謝申し上げます!あなたの未来のために、そして、すべてのものを新しくするために、私と、私の先祖の方々をお使いくださっているのですね!」と申し上げましょう!
神様の恵みと安らぎと愛が皆様と共にありますように。
※ポルトガル語スピーチからの日本語訳