於:本部ご神前
皆様、豊穣祈願祭おめでとうございます。
春の陽光が輝き始め、新しい息吹に心浮き立つ頃となりました。
只今は、世界救世教の教義を定め、祭儀を司る唯一のご存在である教主様の篤いお祈りに包まれて、豊穣祈願祭を厳粛に執り行わせていただけましたこと、主神と、主神と共におられる明主様に、心より感謝申し上げたいと存じます。
私どもは、本日のみ祭りにおいて、全国の自然農法実施農家をはじめ、皆様から寄せられました種子をお供えし、今年一年の豊かな実りをお祈りさせていただきました。
私は、本日お供えしました種子に、世界メシア教の信徒にしていただいたばかりの自らの姿を重ねてお祈りいたしました。そして、私自身も、教主様のもとで神様の養いをお受けし、世界メシア教の信徒として成長させていただけますようお祈りさせていただきました。
先ず始めに、先般私どもは、教主様のもとに置いていただき、明主様が開教された「世界救世(メシヤ)教」が70年の時を超えて甦った歴史的な立春祭を、全国、そして、海外から馳せ参じた約5,200名の皆様と共にお許しいただきました。
私どもは、私どもすべての信徒を明主様の真実の道へと一直線に導いてくださる教主様に、そして、教主様とご一体であられるまゆみ奥様、教主様の後継者であられる真明様、マミ奥様に、改めまして心からの感謝をお捧げしたいと思います。
先ほどは、全国の信徒の皆様を代表して、中部教区三河・知多布教区岡崎教会の後藤祥江さんより、教主様のご教導を通していただかれた、大切な気づきと喜びをご奉告いただきました。
このご奉告は、神様から私ども一人ひとりにいただいたみ恵みであると受け止め、私も思いを共にして神様にご奉告させていただきました。ありがとうございました。
さて、先日の立春祭において、私どもは、世界メシア教の信徒として最初となる教主様お言葉を賜りました。
教主様は、
この世界メシア教は、明主様が、70年前、昭和25(1950)年の立春を期して開教された教団の名前であります。
この開教について、明主様は、主神のみ旨によるものであり、全人類を救う力はメシアから来ること、そして、その救いはキリスト教と呼応することによって成し遂げられることを、確信をもって訴えられました。
私は、明主様がお付けになった「世界救世(メシヤ)教」というお名前には、ご自身が主神から命ぜられたみ旨にお応えになろうとする、並々ならぬご決意が込められていると思います。
その開教から70年目の今日、皆様は、明主様が特別の思いをもってお付けになった教団の名前を名乗り、明主様を模範として、主神の子たるメシアとして新しく生まれるというみ旨に従って生きていくという誓いを立てられました。
と、教主様はこのように仰せになりました。
私は、この度のご教導をお受けする中、歓喜が心に溢れるとともに、自らに確認させていただいたことがございます。
平成15年の主之光教団における秋季大祭、私の信仰の革命は、そこから始まりました。主神の未来を創造する全く新しい段階の救いの御業について、初めて教主様のお言葉を賜った瞬間でした。
私にとりまして、初めて賜りました教主様のお言葉は、誠に申し訳ないことでしたが、すぐには充分に理解することは叶いませんでした。しかし、その時、私は、何か極めて重大にして重要なご教導に違いないという思いだけが、心に強烈に残っていたのを鮮明に覚えております。
以来、今日まで、私は、常に教主様のお導きのもとに置いていただくことが許されてまいりました。そして、神様の御目的はただ一つ、全人類とその父母先祖を、明主様と共にあるメシアの御名にあって、ご自身の子供たるメシアとして新しく生まれさせること、とのご教導を賜り、私は、このすべてを貫く神様の御旨を、そして、御教えの神髄を、教主様によって知るものとしていただけました。
自らの内に神様が生きておられること、神様が成し遂げられた天国が自らの内に存在していること、計り知れない神様の愛と赦しをお受けしている自分であること、神様がすべてをご自分のもとに迎え入れられる布教にお使いいただける想念の御用の重要さ、「大光明」の御神体への大転換、そして、この度の極めて重大な浄霊の大転換。
教主様によってお導きいただいた、こうした一つひとつのことを通して、私は今、世界メシア教へとお導きいただき、その真(まこと)に尊い御神業にお使いいただける道へと真っ直ぐに進ませていただいております。
私は、今、心底、感無量の極みであります。
そして、私は、今自らが、世界メシア教の一員である所以は、赦されざるを赦してお使いくださっている神様の御旨の中に置いていただいていること、同時に、明主様のみ心を現界にて顕現なさるる教主様のご教導の中に置いていただいていること、このことを心に深く刻んでおります。
私は、これからも、すべてにおいて、教主様のお心をお受けして進ませていただきたい、どうしてもそのようにさせていただきたい、この一点をもって、自らの信仰の更なる大革命に一心不乱に努めさせていただくことを、世界メシア教の出発に際し衷心よりお誓い申し上げました。
私は、私どもを世界メシア教へとお導きくださった主神の御旨、明主様のみ心、そして、教主様のお心に、何としてもお応えさせていただきたいと思えてなりません。
教主様は、『Glory』(グローリー)2月号に、「栄光のメシアの光充(み)ち満(み)てり我らが内にすべての次元に」、「贖はれ罪赦されし我らなり御(み)名にぞありて天に帰らむ」というお歌をはじめ8首のお歌をご発表くださっています。
私は、これらのお歌に込められた教主様のお心を、たとえその一端でもお受けさせていただけるものでありたいと思います。
私は、「リーフレット」の配布をはじめ、日常生活の様々な事柄において、いつも心を自らの内にある天国に向け、赦され救われたものとして、心に浮かぶ思いのすべてを、メシアの御名にあって主神に委ねさせていただく想念の御用の実践に、皆様と共にひたむきにお仕えしてまいりたいと存じます。
また、この度、世界メシア教の出発に際し、教主様からお導きいただき、教団機関誌名を、『真善美』から『Glory』(グローリー)に改名することになりました。「グローリー」とは、日本語で「栄光」の意となります。
明主様は、昭和25(1950)年8月からご昇天になるまで、「世界救世(メシヤ)教」の機関紙を『栄光』としておられました。「栄光」(グローリー)は、キリスト教用語で、神様のまばゆいばかりのみ光を意味します。
『Glory』(グローリー)2月号には、このみ言葉を再び世界メシア教の機関誌に賜った重大な意味につきまして、教主様の後継者であられる真明様から玉稿を賜り、全文掲載させていただいております。誠にありがたいことであると存じます。
真明様は、この玉稿の中で、明主様が「世界救世(メシヤ)教」を開教された当時の『栄光』67号に、「『栄光』発刊に寄せて」と題して掲載されている、次のようなある先達の言葉をお示しくださっています。
「機関紙『栄光』の発刊に際し声高らかにハレルヤを叫ぼう、メシヤを信じ、メシヤの御旨に叶いし者に栄光あれ」
私は、このような『栄光』紙の記述をお取り上げになった真明様の玉稿を拝読させていただいた時、明主様の最側近の方をはじめ、先達の方々の中に、「世界救世(メシヤ)教」開教に込められた明主様のみ心をひたむきに真正面からお受けし、何としてもお伝えしていこうとされた方がいらしたことに、そして、その方々の信仰姿勢に、涙が溢れるほどの感動を覚えました。
同時に、私は、自らが、今、これほどの思いをもって臨んでいるだろうかと自問自答するとともに、世界メシア教が甦った今こそ、この先達の方々の思いを、自らの心に強く宿さなければならない時であると決意させていただけました。
真明様は、この玉稿の最後に、次のようにご教示くださっています。
私は、世界メシア教の機関誌『Glory』(グローリー)発刊に際し、皆様とご一緒に声高らかにハレルヤと唱え、自らの内に宿るメシアの御霊を信じ、そのみ旨の成し遂げられるよう、全身全霊で神様にお仕えさせていただきたいと思っております。
明主様と共にあるメシアの御名にあって、永遠なる神様に栄光あれ。
私は、世界メシア教信徒の一人として、この真明様のお心をお受けし、教主様のもと、メシアの御名の真実をお伝えする道を、かまびすしい声には目もくれず、真っしぐらに進ませていただきたいと存じます。
話は変わりますが、真明様には、今月末から、教主様のご名代としてオーストラリアにご出向くださいます。そして、3月29日にシドニーにおいて、「真明様と共に オーストラリア秋のみ祭り並びに世界青年大会」が開催され、世界各地から多くの信徒の皆様のご参加が予定されています。日本からも青年を中心に、約30名の皆様が参加される予定です。
先般の「世界メシア教 立春祭」には、海外からも13カ国の信徒の皆様が参拝されましたように、今、明主様が指し示されたメシアの御名にある本当の救いは、普(あまね)く世界へと着実に拡がりつつあります。
私どもは、教主様が、『Glory』(グローリー)2月号において、「天国に開かれ地の上(え)に開かれて救ひ遍(あまね)し世界メシア教」とお歌にお詠みくださった宗団の一員として、天地開闢以来ない真(まこと)の救いの道を喜々として歩んでまいりましょう。
最後に、今月21日には、教主様のもとに置いていただき、「ホテルナゴヤキャッスル」において、「世界メシア教 春季大祭」をお許しいただきます。
全国の信徒の皆様にお目にかかれますことを楽しみにいたしております。
ありがとうございました。
印刷用PDF:2020.3.1 豊穣祈願祭 成井理事長挨拶