皆様、昨日4月10日、世界メシア教公式YouTubeチャンネルでアップした「もちいてください」は聞かれましたでしょうか?
 曲と共に、詞のすばらしさに感動されたことと思います。
 「この世界の痛みと叫び 全て知っておられる主の声を聞いた」と始まります。世界の悲しみのすべてを知っておられる主の声、神様の声を聞いた、そして、神様は、その苦痛を救いに、誰を遣(つか)わそうか、誰が私のために行ってくれるのだろうかと、そのようにつながります。
 いつか時が来て、神様の御(み)心に応えられるような立派な人間になった時に初めて、自分は神様の御用にお使いいただくのだと思っていた。しかし、そうではないのだ。なにもいらない、そのままでいいのだ。今の、ありのままの自分でいいのだ。わたしは、神様に比べたら小さな、小さな存在ではあるけれども、勇気をもって神様のみ前に進み出ますので、神様、あなたの御用のために、あなたの愛と力によって、わたしを「もちいてください」。そのような歌詞となっております。
 現在、新型コロナウイルスの影響により、世界中が混乱の渦の中にあります。私たちも含め、全人類が、現在、「痛みや叫び」の中にあると言ってもよいのかもしれません。
 その中で、私たちメシア教信徒の役目とはなんでしょうか。
 私たち一人ひとり、このたびのことを通して、さまざまなことを経験させられ、また、ニュースなどを通してさまざまなことを見聞きさせられています。今、人類の代表として、私たちの心の中に、いろいろな思いが去来していることでありましょう。
 その「思い」こそが、世界の「痛みと叫び」が集約されたものではないのでしょうか。私たちの心に、世界の痛みと叫びが集められているのではないでしょうか。
 私たちは、そのような思いを、身近な人に発散をしたり、どうしようもないとして、蓋(ふた)をしてしまっているかもしれません。
 しかし、その思いは、人類の救いのために感じさせていただいている思いであります。
 私たちの中には、全人類と、そのすべてのご先祖様がいます。その方たちが、救いを求めて、私たちの心の中で、声なき声をあげている、その声を私たちは感じさせていただいているのではないでしょうか。
 神様が、そのような方々を救おうとして、私たちを、そのような方たちのもとにお遣わしくださっているのではないでしょうか。だからこそ、私たちの心にいろいろな思いが湧いてくるのではないでしょうか。集まってきているのではないでしょうか。
 私たちは、自分が至らない存在であって、神様の救いの御用にお使いいただくに足る存在ではないと思うかもしれませんが、そうではなくて、今の、ありのままの自分、感じているすべてを、神様は、「私に預けてくれないか」「それが私にとっての救いなのだから」とおっしゃっているのではないでしょうか。
 教主様のご教導に鑑(かんが)みますと、このような受け止めが必要不可欠であると思います。
 神様、救いのために、私たちをお遣わしくださり、ありがとうございます。私たちの心に世界中の苦痛を集めてくださり、ありがとうございます。
 神様、これからも、明主様と共にあるメシアの御名にあって、私たちの心を、全人類の救いのためにもちいてくださいますように。

 

「もちいてください」
https://youtu.be/uQmSniwE8qo