於:本部ご神前

 

皆様、本日は、「世界メシア教 祖霊大祭」おめでとうございます。
 先月7月に発生しました豪雨は、九州を中心として、四国、中部地方など、日本各地に大きな被害をもたらしました。
 先程は、皆様とご一緒に、復旧復興が順調に、また、速やかに進められますよう願わせていただくとともに、この度犠牲になられた方々、被害に遭われている方々、また、そのことを見聞きしている私ども、そして、水を始めとする万物一切を、主神がお使いくださって、全人類に救いをもたらしてくださっていることを認めさせていただき、すべてのものと共に、贖われ、赦され、生きたものとして天国に立ち返り、み旨の成し遂げられる御用にお使いくださいますようにと、明主様と共にあるメシアの御名にあって、主神に委ねさせていただきました。

 

さて、本日の祖霊大祭において、私どもは、私ども自身がメシアの御名にある教会に結ばれた真の御霊璽であるとの自覚を新たにし、父母を始め、全人類の先祖の方々が私どもの中におられます、と心に定めたことを招魂の詞をもって主神にご奉告申し上げました。
 私どもは、人間にとって目に見える肉体の働きが止まることを死と言っております。
 そして、多くの人々が、人間は死を迎えて初めて、天国という世界に行くことができると信じているように思います。
 果たして、天国とは私どもがやがて行き着く未知の世界なのでしょうか。
 そうではありません。
 天国は、私どもの中に初めから存在しているのです。
 今も、意識の中心に存在しているのです。
 明主様は、「天国在我心中」(天国我が心中に在り)という御書をご揮毫になり、それを信徒に下付されました。
 ご下付をなさったのは、ご自身が会得された真実を、神からの賜物として、信徒一人ひとりに分け与えてくださろうと思われたからではないでしょうか。
 明主様を模範とさせていただいている私どもは、一人ひとり、〝天国は確かに私どもの中にあります〟と断言し、明主様にご奉告させていただかなければならないと思います。

 

一人ひとりの中に天国があると申しましても、天国が数多く存在しているのではありません。
 存在しているのはただ一つ、唯一の天国です。
 その天国は、明主様が「神は光にして光のあるところ」とお述べになりましたように、すべての光の源である、大光明燦然と輝く主神のことである、と私は思います。
 主神は、私どもの、すべてのものの創造の主なる唯一の神であられます。
 主神によらなければ、何一つ存在し得ません。
 現界のすべて、霊界のすべては、主神の一つ体として存在させられ、主神によって治められています。
 現界と言われる地上は、霊界と言われる天国とは別に存在しているのではありません。
 密度の濃い、高密度の、目に見えない天国が存在するからこそ、密度の粗い、低密度の、目に見える地上が存在しているのです。
 この地上は、天国の中の一部として存在させられているのです。
 天国も、その一部である地上も、主神がお定めになった目的を成就するために用意されたものであります。
 主神の創造の目的は、ご自身に似た子供を生み、そのお生みになった子供たちと共に永遠にお住みになることであります。
 その目的のために、主神は、天国という高密度、高次元の世界で、メシアと名付けられた霊の体である魂、すなわち、私どもの本体をお生みになり、地上にお遣わしになりました。
 明主様は、主神がお定めになった目的を御身をもって証し立ててくださいました。
 明主様は、魂を御自身のもののようにしていたことを悔い改められて、主神の赦しをお受けになり、天国に立ち返られて、主神の子たるメシアとして新しくお生まれになりました。
 そして、それを事実としてご発表くださることによって、明主様は、主神の創造の目的を全うする道を私どもにお示しくださいました。
 メシアの御名を信じるならば、この新しく生まれる道は、いつでも誰に対しても開かれているのです。
 だからこそ、明主様は、私どもの、否、全人類の模範なのではないでしょうか。

 

主神は、私どもの中におられて、私どもを愛し、私どもと思いを交わすことができるように努力してくださっています。
 私どもは、その主神に心を向けるよりも、自分の善悪の尺度に基づいた天国、自分に都合のよい天国を思い描きながら、人から尊敬され、褒められるような立派な人間になるために、自分の価値を高めるために頑張って生きてまいりました。
 それだけでは、主神が私どもを天国から地上にお遣わしくださった最も大切な目的をないがしろにしていた姿にならざるを得ないのではないでしょうか。
 このように自分が世に遣わされた真の目的を忘れ、主神を侮り、誇り高ぶった生き方を何世代にもわたって積み重ねてきた姿が、私どもの血の中にあったのですから、人間の力でその罪を拭い去ることなど、到底できるはずがありません。
 まして、主神の子供になることなど許されようがありません。
 主神は、そうした罪深い私どもであっても、ご自身の子供とするために顧みてくださったのです。
 主神は、私どもの罪を贖い、赦し、闇の中から救い出してくださり、すべてのものを甦らせる新しい天国の営みの中に迎え入れてくださいました。
 そして、明主様が成し遂げられたように、一人ひとりの中に、主神の子供たるメシアとして新しく生まれる道を整えてくださいました。
 この人類にとっての大転換は、主神の恵み以外の何ものでもありません。
 この大転換こそ、明主様がお受けになり、私どもにお伝えくださった「夜昼転換」であったのではないでしょうか。
 私どもは、畏れ多くも、主神のみ前に罪無きものとされていることを知ることができました。
 私どもの中に流れている先祖代々の方々の血は、主神が世にお遣わしになったイエス・キリストの捧げた御血汐によって贖われ、浄められているのです。
 私どもは、先祖の方々と共に、赦され、生きたものとされ、その魂は天国に迎え入れられているのです。
 そのことを事実として認めることが、天国に立ち返るということであると思います。
 明主様は、天国に上がる、天国に住む、天国人とならなければならないと仰せになり、あるいは、天国を造る、天国を打ち樹てる、天国を写すと仰せになりましたが、それは、私どもが、自分の魂が生まれた天国を思い出し、その天国に立ち返って、すべてを新しいものに造り替えるという創造のみ業に仕えてほしい、と強く願っておられたからであると思います。
 地上のすべては天国の中にあり、その天国は私どもの心の中にあります。
 私どもの心の中に天国があるからこそ、全人類を天国に迎え入れるという救いのみ業を成し遂げるために、心に様々な思いが現れてくるのではないでしょうか。
 私どもは、そうした思いのすべてがメシアの御名に結ばれたものであると確信し、すべてのものと共に、贖いの御血汐をお受けし、赦され、救われたものとして、天国に立ち返らせていただきます、と一人ひとりが意志表示させていただかなければならないと思います。
 そのためにも、私どもは、自分の魂は天国に生まれ、今も天国に属する「天国人」であり、メシアの御名と共にある主神の目的の成就のためにお仕えするものであるとの自覚を、しっかりと心に植え付けておく必要があると思います。

 

先程も申しましたように、霊界を含めてすべての世界、すべての次元を治めておられるのは、唯一の神・主神であられます。
 この世に存在する様々な神様や仏様の名前は、すべて主神の表現であります。
 私どもが「みたまや」やお墓の前でお唱えする幽世大神は、幽世、すなわち、霊界を支配する神様である、と明主様より教えられてまいりましたが、その幽世大神の実体は、実は、主神なのではないでしょうか。
 私どもは、現界と霊界とを分けて考えることしかできませんでした。
 そうした私どもに対し、明主様は、主神が現界にいらっしゃるだけではなく、霊界にもいらっしゃることを教えてくださろうとして、幽世大神と唱えさせてくださっていたのではないでしょうか。
 主神からすれば、存在する世界はただ一つです。
 現界も霊界もすべては、主神の永遠の生命に充ち満ちています。
 主神にとって、死んでいるものなど存在しません。
 先祖の方々は、間違いなく生きておられます。
 先祖の方々の意識の中心には、天国が存在しています。
 主神は、全人類の先祖の方々をご自身の子供とすると定めておられ、私どもは、そのみ旨にお仕えするために、今この世に生きて呼吸をさせていただいているのです。
 先祖の方々にとっての真の親は、私どもと同様、主神であられます。
 主神が真の親であるならば、先祖の方々と私どもとは、共に主神に養い育てていただいている兄弟であり、姉妹なのではないでしょうか。
 ですから、まず先祖の方々の中から一人でも、たとえ一人でも、メシアとして新しく生まれることができたとしたら、明主様は申すまでもなく、主神はどれほどお喜びになるでしょうか。その喜びは、私ども人間の想像を遥かに越えたものでありましょう。
 その主神の喜びは、明主様が「メシヤの揮わせらるる大神力」と仰せになったように、私ども一人ひとりの中で、全人類の救いを成し遂げるための、計り知れないほど大きな力となるに違いありません。

 

このあと、皆様とご一緒に、還魂をさせていただきます。
 私ども一同、自らの中におられる多くの先祖の方々と共に、吸う息吐く息をもって、ためらうことなく、勇気をもって自らの意識の中心に存在する天国に立ち返らせていただくことを、明主様と共にあるメシアの御名にあって、主神にご奉告申し上げましょう。
 そして、自らが天国に属するものであると確信し、すべてを甦らせ、新しいものに造り替えるという第二段階の創造のみ業に、先祖の方々と共にお仕えさせていただきましょう。

 

私どものうちにあるメシアという御名の教会の救いと安らぎが、地球上のすべてのものに分け与えられますように。
 すべての栄光と権威と恵みを、メシアの御名と共なる主神に帰します。
 ありがとうございました。

 

印刷用PDF: 「世界メシア教 祖霊大祭」教主様お言葉

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