世界メシア教 秋季大祭
2020年10月1日

舌に代えて 昭和二十七年三月十九日

私はメシヤ教々主岡田茂吉であります。

抑々我メシヤ教は、名は宗教でありますが、単なる宗教ではなく、宗教はメシヤ教の一部なのであります。というと大言壮語のようでありますが、決してそうではなく厳たる事実であって、之を具体的に言えば病貧争絶無の世界、即ち此世に天国を造るという一大事業であります。丸で夢のような話でどんな人でも其儘信ずる事は出来ないでありましょう。

茲で先ず人間誰もが共通している欲望でありますが、言う迄もなく幸福の二字でありましょう。昔から宗教も、学問も、政治も、教育も、芸術も何も彼も其目的とする処は、人類の幸福にあるのは余りに分り切った話でありましょう。処がです、之程進歩した文化時代になったにも拘わらず、果して予期した通りに幸福を得られたでありましょうか、仮に今人間の一人々々に訊いてみても分る通り、俺は幸福だという人が、唯の一人でもあるでしょうか、実に危(あやう)いものであります。

以上によって先ず考えなくてはならない事は、一体全体人間には幸福というものは、未来永劫得られないものでありましょうか。実に之程痛切な問題はないでありましょう。処が神様の御目的はチャンと決っているのであります。驚いてはいけません。愈々幸福に満ちた世界を御造りになる時期が来たのであります。

 

『栄光』百四十八号
 *抜粋