於:本部ご神前

 

皆様、「世界メシア教 秋季大祭」、おめでとうございます。
 夜空に冴え渡るお月様と虫のに、秋の訪れを感じる頃となりました。
 只今は、世界救世教の教義を定め、祭儀を司る唯一のご存在たる教主様が祭司を務められる中、全国の皆様とすべての先祖の方々と共に、「世界メシア教 秋季大祭」をお許しいただきましたこと、主神と、主神とご一体であられる明主様に、そして、教主様に、衷心より厚く感謝申し上げたいと存じます。

 

教主様には、ご神務極めてご多端の中、先月20日には大阪にご出座賜り、私どもは、教主様のもと「世界メシア教 入信式」をお許しいただきました。そして、教主様より、新たに世界メシア教信徒となるお一人おひとりに直接「おひかり」をご親授賜りました。
 私は、厳粛にして荘厳な空気に包まれた入信式に身を置かせていただき、自らが、明主様とその真のみ心に結んでいただいている世界メシア教信徒であることのありがたさと畏れ多さを再確認させていただき、その思いを心に深く刻むとともに、メシアの御名にあって主神にご奉告させていただきました。
 教主様、誠にありがとうございました。

 

ここで、皆様に嬉しいご報告がございます。
 昨日930日、教主様におかれましては、めでたく72歳のお誕生日をお健やかに迎えられました。
 皆様、盛大な拍手をもってお祝いさせていただきましょう。教主様、誠におめでとうございます。
 ありがとうございました。
 教主様がお誕生日を迎えられた昨日、私は昨年の同じ日のことが思い出されました。
 昨年の930日、私どもは、現在の世界メシア教へと至る大きなステップとなった、教主様のもとにある真の一つ宗団として新体制発足を許された日でありました。
 私は、新体制発足が図らずも教主様のお誕生日と重なったことについて、明主様を通して主神の御存在を知ることができた私どもが、今なぜ教主様に結ばれなければならなかったのかということを、新体制発足に際して、私ども一人ひとりが心に銘記しなければならないからではないかと、強く思わせていただきました。
 私は、本日改めて、どこまでも教主様とそのご教導を唯一絶対無二の拠り所とし進ませていただくことを、心からお誓い申し上げたいと存じます。

 

また、本日は、まゆみ奥様、そして、教主様の後継者であられる真明様にご臨席いただいておりますので、ここでご紹介させていただきます。
 まゆみ奥様、真明様、恐れ入りますが、どうぞお立ちください。
 ありがとうございました。
 真明様には、9月度月次祭におきまして、「限りない愛」と題するご挨拶を賜り、教主様のご教導に与る私どもの心をより一層大きく開いてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
 真明様、誠にありがとうございます。

 

さて、本日の大祭において、教主様が奏上されました「秋季大祭祝詞」の次の一節に、私は心がハッとさせられました。

 

くなしたる我等全人類しを主神ふべくひしイエス・キリストのひの御血汐あればこそ 主神しのたる夜昼転換御力が 我等しててをへるをると

 

この祝詞の一節が、特に「イエス・キリストの贖ひの御血汐あればこそ」というお言葉が、強く私の心に迫ってまいりました。
 今年7月、真明様は、「真実の道」と題するメッセージの中で、「明主様の信徒である私たちにとって、イエス・キリストとは誰なのか?」と私どもに問いかけてくださり、そして、「イエスは、メシアであります。私たちの罪を—全人類の罪を—ご自身の血によって贖い、そして世界を永遠に変えてしまったのがイエスであります」とご教示くださいました。
 私は、聖イエス・キリストの贖いの御血汐と自らの関係について、全く無知であったことを認めさせていただくとともに、真明様が、「イエスは、メシアであります」とご教示くださいましたことを、そして、教主様が「贖ひの御血汐あればこそ」と仰せになったお心を、真正面からお受けさせていただきたいと存じます。
 主神が、全人類とその父母先祖の救いのために用意された、極めて重大な聖イエスの贖いという主神の御業であることを、教主様により知るものとしていただいた今、私は、主神の限りない愛の御業を無視して生きてきた自らを、深く悔い改めなければならないと思わせていただきました。
 私は、教主様によりこの重大な事実に気づかせていただくことがもしなければ、明主様がお伝えくださった夜昼転換の真の意味に目覚めることなく、従来の信仰の延長線上にあって、目に見える現象や結果に一喜一憂し続けて彷徨い歩いていたものと思います。
 従いまして、世界メシア教開教に込められた明主様のみ心につきましても、新しく生まれるという、明主様の全人類に対する最も大切な救いの福音に込められたみ心も、未だに真にお受けすることなく、人間中心の誠に申し訳ない信仰から転換できていなかったことと思え、教主様のお導きと真明様のご教示に大きな感謝と喜びを禁じ得ません。
 今、私は、祖霊大祭にて教主様がお示しくださいましたように、「すべてのものと共に、贖いの御血汐をお受けし、赦され、救われたものとして、天国に立ち返らせていただきます」と、このように、明主様と共にあるメシアの御名にあって、はっきりと主神に衷心よりお返事させていただきたいと存じます。
 そして、「・・・・・・二千年前、至高なるメシアの御名を体現せし聖イエス・キリストと明主様が相呼応して主神に仕え給うを信じ、・・・・・・」とある「聖旨」の精神を、真に自らのものとさせていただきたいと思わせていただきました。
 私は、このように無知なる私の心を、また一つ真実の救いに向けて大きく目覚めさせてくださいました教主様に、そして、真明様に、心から感謝申し上げたいと存じます。

 

話は変わりますが、先日、真明様には、英語とポルトガル語による海外信徒へのビデオメッセージ第二弾となる「新時代へ」と題するご教示をご発表くださり、全世界に向けて広く配信させていただきました。そして、その日本語字幕付きビデオもすでにYouTubeにて配信され、併せてテキストデータも配信されておりますので、日本の皆様もぜひご覧いただき、極めて重要な学びの糧とさせていただきたいと思います。
 私は、真明様より、「真実の道」に続いて、この度の「新時代へ」のメッセージを賜り、目の前に輝かしい未来へと続く真っ直ぐな道が大きく開かれているように感じられ、希望に溢れる目覚めをいただいたような躍動感に包まれ、この道を一心不乱に進ませていただきたいという思いが溢れてまいりました。
 真明様、第一弾に続きまして、このたびも極めて貴重なるご教示を賜り、誠にありがとうございます。

 

このように、今、教主様、そして、真明様により、世界に向けて大きな広がりを見せるメシアの御名にある真実の救いの御業に、専従者としてお仕えする新たな人材の育成も喫緊時であるとの認識から、世界メシア教理事会としまして、海外教会と連携し、「セミナリオ・メシアス(通称セメス)」という海外布教を担う人材育成プログラムに着手いたしました。
 海外教会の若い世代の専従者や信徒を日本に迎え、同時に、日本からも若い世代の専従者や信徒を海外に送り、教主様と一つ心に歩む、全人類に明主様の真の救いをお伝えしたいという燃えるような想いを持つ若い人材の育成を目指してまいります。先日、海外教会に「セメス」のことを通達したところ、アフリカを中心にすでに多くの青年信徒が研修に参加したい意思を表示してくださっています。
 全国の信徒の皆様には、「御光献金」等によって、未来に向けての研修をお支えいただくとともに、海外からの研修生を迎える際にも是非お力添えいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 また、同時に、今国内におきましても、世界メシア教の御神業にお使いいただきたいという若い世代の方々から専従職員の応募が多数あり、大変頼もしく感じております。教団では、随時教団職員採用試験を実施しておりますので、興味がおありの方は最寄りの教会等にお尋ねいただきたいと思います。

 

私は、新時代を切り拓いてくださる教主様、そして、真明様のもと、世界中の老若男女の信徒の皆様と共に、神様により約束された輝かしい新時代に向けて、信仰の大革命の道を大いなる覚醒と希望をもって突き進ませていただくことをお誓い申し上げ、本日の挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。

 

印刷用PDF: 「世界メシア教 秋季大祭」成井理事長挨拶

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