〔明主様〕

光に背く者の滅びゆく姿余りに多くを見たり
 耳を塞ぎ眼を閉じて真の声を聴くを欲せず
 偶々耳に入れば逆らにとってたちまち反噛す
 されどされど万霊を救い給う観世音菩薩の大慈大悲は
 必ずや背く者も嘲る者も救いの御手をひろげ給い
 霊光の御袖に抱かれ光明世界の門口を
 いと安らかに潜らせて安養浄土に導き給わん
「巻頭言」『光明世界』2 193534

 

〔聖書〕

ある者はパウロの言うことを受けいれ、ある者は信じようともしなかった。互に意見が合わなくて、みんなの者が帰ろうとしていた時、パウロはひとこと述べて言った、「聖霊はよくも預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に語ったものである。
  『この民に行って言え、
  あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。
  見るには見るが、決して認めない。
  この民の心は鈍くなり、
  その耳は聞えにくく、
  その目は閉じている。
  それは、彼らが目で見ず、
  耳で聞かず、
  心で悟らず、悔い改めて
  いやされることがないためである』。
 そこで、あなたがたは知っておくがよい。神のこの救の言葉は、異邦人に送られたのだ。彼らは、これに聞きしたがうであろう」。
「使徒行伝」第2824節~28

 

『グローリー』No. 12, 2021/1月号掲載
出典:『口語訳聖書 1954/1955年改訳』(日本聖書協会)

This post is also available in: English Português