PDF: 「地上天国」真明様メッセージ No. 7

 

※英語とポルトガル語でなされたビデオメッセージの和訳

 

地上天国。
 地上天国建設。
 これが明主様が私たちに託されていることです。私たちが日々目指していることです。このために私たちは明主様の信徒となったのです。
 では皆様は、「地上天国」という言葉の意味をご存じですか?
 この地上をより良い場所、世界にしていくことが「地上天国建設」だとお思いでしょうか。
 それは、確かですか?明主様にとっての「地上天国」とはそのような意味であると断言できますか?
 世の中では、一般的に、「より良い社会を作る」ということを言いますね。では、皆様は、この、「より良い社会を作る」ということと、明主様の「地上天国建設」の決定的な違いは何かを説明できますか?

 

明主様は次のように仰せです。
 「そうして審判の最後に到っては、罪深き者はび、罪浅き者は救われるのは決定的であるから、之を信ずる者こそ永遠の生命を獲得すると共に、将来に於ける地上天国の住民として残るのである」
この聖言の「地上天国」という言葉の意味が分かる方はいらっしゃいますか?
 明主様は、「永遠の生命を獲得した者が住む場所が地上天国である」と仰せです。
 地上天国とは、永遠の生命を獲得した者が住む場所なのです。
 では皆様に質問ですが、明主様は、最後の審判を生き残り、永遠の生命を獲得され、地上天国の住民として残られているのではないですか?
 当然、残っておられますね。明主様は、当然、地上天国の住民であられますね。
 もしそうであるならば、明主様がおっしゃる「地上天国」とは、絶対に、現在私たちの住むこの地上のことではないですね?なぜなら、明主様は今、私たちと一緒にこの地上にはいらっしゃいませんから。
 なんと革命的なことでしょうか。
 私たちは長年、地上天国とは、私たちが今まさに住んでいるこの地上に打ちてられるものだと思い込んできたのではないでしょうか。
 しかし明主様は、これ以上ないほど明確に、地上天国とは、永遠の生命を獲得した者が住む場所であると仰せです。

 

そして、皆様は、ご自分はどちらに属しているとお思いですか?
 救われる運命にあり、びることのない、「罪浅き者」のほうに属しているとお思いですか?
 皆様の中で、神様に対して、胸を張って、「私の罪は浅い」「私は救われる権利がある」と言える方はいらっしゃいますか?
 「言える」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その前に、まず、明主様がなんとおっしゃっているか見てみたいと思います。
 明主様は、御歌に、「罪深き此身も尤め給はずて大いなる幸豊に恵まふ」とお詠みになっておられます。あるいは、「罪多き我身我家を赦しませ大慈大悲の大御心に」ともお詠みになっておられます。
 明主様ご自身が、ご自分は罪深くて、罪が多いと仰せです。もし皆様の中で、自分は明主様よりもっていると思われる方がいらっしゃるなら、どうぞ、神様に対して「私の罪は浅いので救われる権利を持っています」とおっしゃっていただきたいと思います。
 そして、ここで、明主様の言われように注意を払わねばならないと思います。
 明主様は、「罪浅き者は永遠の生命を獲得する」とは仰せになっておられません。そうではなくて、「罪深き者はび、罪浅き者は救われるのは決定的である」から、「之を信ずる者こそ永遠の生命を獲得する」んだと仰せです。
 ですから、明主様はご自分のことを、罪深い者である、亡びの運命にあり、救われる権利はないと信じられたのではないですか?それゆえに、悔い改められ、罪の赦しを神にわれたのではないですか?だからこそ明主様は、永遠の生命を獲得すること、地上天国の住民として残ることを神様から許されたのではないですか?

 

私たちは、「地上天国」という言葉を聞いた途端、それは私たちの外の世界のことだと思いますね。そして、「この地上はまだまだ混沌としている。理想世界の実現のためにはまだまだ多くの仕事が残っている」と、そう思いますね。
 しかし考えてもみてください。私たち自身も地上の一部ではないのですか?「私」という思いを持った私たち、命を持った私たちも地上の一部ではないのですか?
 ですから、本当は、私たち自身が地上を代表していると言ってもいいのではないでしょうか。
 地上を代表する私たちが、永遠の天国と一つになり永遠の生命を獲得すること、それこそが明主様のおっしゃる「地上天国」という言葉の意味ではなかったのでしょうか。
 そして明主様は、神の子として新しくお生まれになったことにより、このことを成し遂げられたのではないでしょうか。
 明主様こそが、の「地上天国のひな型」ではないのでしょうか。
 明主様は、地上天国は世界中に拡がらねばならないと仰せでしたが、その意味は、この地上に住む全人類の一人ひとりが、永遠の天国と一つになり神様の子供として新しく生まれねばならない、ということだったのではないでしょうか。これこそが「地上天国建設」の意味でもあるのではないでしょうか。
 この理解は、今まで私たちが明主様のみ心であると信じてきた「地上天国」という言葉の意味とは全く異なるものであるのかもしれません。しかし明主様はなんとおっしゃったのか。明主様は、永遠の生命を獲得した者が住む場所が地上天国だと、そうはっきり仰せです。
 私たちは、悔い改めの心を持って、「地上天国とは何か」ということにつき、私たちの認識を完全に改めねばならない時期が来たのではないでしょうか。
 永遠の生命を獲得し、神様の子供となれるよう神の赦しを用意された私たちのなんと幸運なことでしょうか。
 この赦しをお受けし地上天国の一部になりたいかどうか、それをお決めになるのは皆様方お一人おひとりです。
 この救いの福音を人々に分け与え、地上天国建設のために生きる一員になりたいかどうか、それをお決めになるのは皆様方お一人おひとりです。

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