「世界メシア教 聖書普及プロジェクト」
立ち上げにあたり

 

令和5216
世界メシア教

 

聖言『法難手記』「刑務所」の中で、明主様は次のように仰せになりました。

 

最後に追加したい一事がある。それは獄舎内に成可一室に一冊宛の聖書を備えつける事である。世界の凡ゆる宗教関係書籍の内、罪を悔改めるに最も力あるものとしては、聖書に優るものはないからである。

昭和251030

 

明主様は、この聖言においてはっきりとご自身の意思を示しておられます。
 それは、刑務所内に聖書を置かれたいということ、そして、可能であれば、刑務所すべての部屋に一冊ずつの聖書を置かれたいということ。なぜならば、聖書は、世界中の宗教に関するあらゆる読み物の中で、人類を悔い改めに導くのに最も力あるものだから。
 私たちはよく、「明主様のみ心実現」ということを言いますが、かくまではっきり示されているこの聖書に関する明主様のみ心を、私たちは今まで一度でも実現しようとしたことがあったのでしょうか。
 明主様は、「私は刑務所に聖書を備えつけたい」旨仰せになっているにもかかわらず、その明主様のみ心、聖言にお応えし、「かしこまりました、明主様。刑務所に聖書が備えつけられるよう努力いたします」と一度でも思ったことがあったのでしょうか。具体的に何か行動をしたことが一度でもあったのでしょうか。
 なかった、と言わざるを得ません。明主様にあまりにも申し訳ないことでありました。
 しかし今、教主様と真明様の力強いお導きに与り、『法難手記』で他に解釈のしようがないほど明確にお示しになっていた、「聖書を普及する」という明主様のみ心を、私たちの手で実現する時が来たのです。まさに聖言通りのことを実現する時が来たのです。
 教祖が聖書を普及したいと願っているのに、それに応えないようでは、その教祖の信徒であるとは言えません。
 明主様は、次のようにも仰せになりました。

 

米国今日の如く、世界の指導者として磐石の地位も僅々百数十年の期間に築き上げたという事は世界の驚異で、その原因が奈辺にあったかを知るべきである。それはまったく崇高なる宗教精神が、その根幹をなしていた事で、この事によってみても再建日本としての最も緊要なる事は国民挙って信仰心をもつことは言うまでもないのである。米国に於ては如何なる家庭といえども一冊の聖書は必ず備えてあるという事なども実に羨しい限りである。

「日本人と宗教心」昭和241217

 

日本が再建するためには、日本国民全体が信仰心を養わなければならない。日本国民、アメリカを見よ。アメリカには各家庭に必ず少なくとも一冊の聖書があるではないか。なんとうらやましいことか。
 明主様はこのように仰せです。
 なぜうらやましいと明主様が仰せかと言えば、当然、「世界の凡ゆる宗教関係書籍の内、罪を悔改めるに最も力あるものとしては、聖書に優るものはないから」です。悔い改めに至り、信仰心を養うのに、聖書に優るものはないからです。

 

教主様と真明様を通じて知るに至った明主様の上記み心、聖言に鑑み、世界メシア教は、明主様のみ心実現のため、明主様聖言成就のため、今日、ここに、「世界メシア教 聖書普及プロジェクト」を立ち上げ、刑務所はもちろんのこと、日本中、否、世界中に聖書が普及されるよう努めてまいります。
 刑務所、学校、老人ホームや病院などさまざまな施設において、なるべく聖書が備えつけられるよう聖書の普及活動に努めてまいります。
 言うまでもなく、明主様が「実に羨ましい限りである」と仰せのように、世界メシア教の「如何なる家庭といえども一冊の聖書は必ず備えてある」ようせねばなりません。明主様は「如何なる家庭といえども」「必ず備えてある」と仰せです。明主様の真の信徒であるメシア教徒である我々は、聖言通り、そのごとくさせていただきます。
 そして、「世界の凡ゆる宗教関係書籍の内、罪を悔改めるに最も力あるものとしては、聖書に優るものはない」という明主様のみ心をどこまでも尊ばせていただき、また、あくまでも教主様と真明様のご指導、ご教導、ご解釈のもと、聖書の拝読を大切な信仰実践としてまいります。
 なお、教主様・真明様のご指導に与り、世界メシア教は、日本語であれば、日本聖書協会発行の「口語訳」聖書を推奨いたします。
 信徒の皆様にもさまざまな面でご協力を仰ぐことになると思いますが、教主様と真明様を通じて流れてくる明主様のみ心実現のため、すなわち、「世界メシア教 聖書普及プロジェクト」推進のため、共々に歩ませていただきたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 教主様と真明様がいらっしゃらなければ、このような、単純明快で、目の前に長年はっきりと示されていた明主様のみ心さえも無視してきた私たちであったことへの大いなる悔い改めをもって、一人でも多くの方に聖書をお届けすべく努めてまいりましょう。

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