□ボリビア その1

20229月、ボリビアのコビハ市に赴任したべラルド教会長(58歳)は、積極的にリーフレット「神様の子どもとなるために」を配布。一軒一軒訪問し、ベルを鳴らし、手渡しでの配布を行っている他、町の広場で、また、銀行、学校や刑務所などでも許可を取り配布を続けている。今年の6月までに、8141部を配布した。その取り組みの中で、疎遠になっていた信徒に数々の奇蹟が起こり始めている。
 コビハ市在住のマリア・ヴァカさん(76歳)は、ボリビア世界メシア教の信徒であるが、教会からのお知らせをSNSで受け取るだけで、教会からは疎遠となっていた。
 ヴァカさんが、サンタ・クルス市に住んでいる娘家族を訪れた際、孫娘のフェルナンダさん(24歳)が重症のデング出血熱*を患ったため、病院に連れていった。その時、ふとべラルド教会長のことを思い出し電話をかけた。
 電話で、二人で声を出してリーフレットの内容を読み上げ、ご神名と「祈りの言葉」「世界メシア教 主の祈り」を奉唱した。教会長は引き続き、〝神様の御心のままに事が運びますように〟との思いで、天国に立ち返る祈りを捧げることを約束し、ヴァカさんにも同じように取り組むことをお願いした。
 その後教会長には、ヴァカさんより、フェルナンダさんの状態について次から次へとメッセージが入るようになった。入院2日目に大量出血し、集中治療室に移され危険な状態となったが、不思議なことが起きた。
 フェルナンダさんは、入院してから3日目の深夜2時頃、自分の隣に白い服を着ている人が立っている夢を見た。その人の顔を見ようとしたができなかったそうだ。翌朝目が覚めた時、フェルナンダさんは汗だくだったが、なんとデング出血熱の症状は奇蹟的に消え、完治していたという。
 奇蹟を目の当たりにしたヴァカさんは感動のあまり、コビハ市の自宅に戻ったその日のうちにすぐに教会へ行き、感謝の祈りを捧げ、献金をした。これまで疎遠だった彼女はこれをきっかけに教会の活動に参加するようになり、現在は教会長補佐になるまでに至っている。

 

* デング出血熱 蚊によって媒介される伝染性感染症デング熱の重症型。出血症状や腹水などがみられ、死亡する場合もある。

□ボリビア その2

ラパス教会には、ドン・ボスコ学校の造形芸術の教員ウイリアン・テハーザスさん(43歳)という男性信徒がいる。ドン・ボスコ校はラパス市内で最も歴史のあるミッションスクールである。この学校では、イエス復活祭に向けての聖なる期間に生徒の霊性をより高めるための方法を模索していた。そこで、ウイリアンさんはミロスラヴァ教会長(53歳)に相談して、二人で集会の内容と日程を考え学校に提出したところ、それが認められた。
 320日から27日にかけて、12歳から14歳までの小中学校生270名と、15歳から17歳までの高校生315名は、ボリビア世界メシア教考案の集会に参加した。

 

≪集会の内容≫
1. オリエンテーション(集会内容の説明)
2. リーフレット「神様の子どもとなるために」の拝読
3. 参拝(御神名、「祈りの言葉」、「世界メシア教 主の祈り」、アヴェ・マリアの祈りの奉唱)
4. 悔い改め
 私たちは神様、イエス・キリスト、明主様の助けを願い、そして、自分の中にある醜いものを探し求め、神様にお委ねします。神様の子供として新しく生まれることができるよう、神様のお赦しを賜っていることに対し、心からなる悔い改めをさせていただきます。
5. お委ね(聖なる息)
 目を閉じたまま、吸う息吐く息の内に、感じるものすべてを神様に委ねます。

 

この集会の目的は、生徒らがイエス・キリストの復活を祝うイースターの意味をより深く認識できるようにすることであった。具体的には、イエスの復活と死への勝利によって、私たちが悔い改めの念を抱くことができ、神様がお喜びになる正しい生き方をするための機会をイエスが与えてくださったことを認識することである。それを教主様の聖言に基づいて実践するという、過去に例を見ないプログラムとなった。これには、時空を超えて御手を携えて救いを進めておられるイエスと明主様のお働きを感じざるを得ない。宗教と教育が渾然一体となった新時代の教育の姿であるとも言えよう。

□コンゴ民主共和国

教主様のお許しのもと、現地時間2023618日午前11時、カナンガ州にてコンゴ民主共和国 世界メシア教の「メシア降誕祭 ~本祝典1周年記念祝典~」が執り行われた。537名が集い、その中には、招待されたキリスト教の3つの教会(カトリック教会、新使徒教会、福音主義教会)の信徒51名の姿も見られた。祭典中、真明様メッセージ No 17「教主様とは何か」が上映され、祭典後には新使徒教会の聖歌隊13名による讃美歌が披露された。
 祭典に参拝したキリスト教の信徒たちは、「世界救世(きゅうせい)教に触れた過去の体験により、明主様の聖言はイエスをメシアとして取り上げることもなければ認めることもなく、明主様の信徒は反キリストであると認識していた。しかし、今日イエス・キリストと明主様の関係について話を聞くことができ、非常に感動した」と感想を述べた。また、特に、救いはこの世での徳積みや善行にあるのではなく、真の救いはメシアの御名にあること、人類の罪はイエスの贖いの御血汐によってすでに赦されていること、明主様とイエス・キリストは相呼応してこの瞬間にも主神にお仕えになり、それぞれの信徒である私たちは世界平和が成し遂げられるよう手を携えて歩まなければならないことを聞き大きな喜びを感じた、と話した。
 参拝したキリスト教信徒のうち4名はすでに世界メシア教の教会に通っており、1名は新使徒教会の牧師で、他の3名はカトリック教会の信徒である。彼らは、世界メシア教の教会長と共に教主様と真明様の聖言を学び合う集会に参加しており、教主様と真明様の聖言を学ぶことにより、イエス・キリストが伝えようとしているメッセージが理解しやすくなったと話している。
 このたびメシア降誕祭にキリスト教の方々が参拝したことで、世界メシア教の信徒たちは、教主様と真明様の偉大さを改めて認識し、聖言のさらなる学びを進めるとともに、一人でも多くの方々にイエス・キリストと明主様の真の救いの福音を広めていくことを決意している。

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